大人も楽しめ ボケ防止にもなる趣味の「アイロンビーズ」

「アイロンビーズ」とWEB検索すると、いろいろな作品や品物の紹介が出てきます。

誰にでも手軽にでき、専用のプレートにビーズを並べて図柄を作り、アイロンをかけると、ビーズの一部が解けてひっついて作品が出来上がり … という簡便さが人気のようですが、オリジナル図柄を考えて作っていると結構奥深いものです。

アイロンビーズで花札を作ってみた この絵柄で作りました

これは、任天堂の花札を見て作ったのですが、5㎜のビーズでドット絵を作ると、このように、何かよくわからない絵柄になるものの、自分で作る楽しみですので、オリジナルな図柄を考えると結構楽しめます。

ビーズとプレートを購入すれば始められる

もちろんアイロン(スチームアイロンはスチームなして使います)は必要で、それ以外は、アイロンで仕上げるときに使うクッキングペーパーがあるといいでしょう。(アイロンシートという市販品もあります)

その他で、準備しておくと便利なものでは、ピンセット、ビーズを分けておく100均の仕切りケース … などです。

アイロンビーズの購入は1社のものに絞る

アイロンビーズという言い方以外に、パーラービーズ(カワダ)、ハマビーズ(ボーネルンド) などの商品名で販売されているものが多くあり、100均各社でも販売しています。

材質はポリエチレン(PE:融点早く120℃)や塩化ビニル(PVC:融点は約80℃)、ポリスチレン(PS:融点は約80℃)、エチレンビニルアセテート(EVA:融点は約80℃)などがあり、どの製品も、特に材質面の優劣やメーカーの違いでの品質面の問題はないのですが、メーカーによって高さの寸法が違ったり、原料の違いで樹脂の融点が変わるなどで扱いにくくなるので、同じメーカーのものを購入するようにするのが無難です。

5㎜と2.6㎜のものがあり、5㎜のものがポピュラーです。

5㎜のビーズで10㎝角の作品を作るのであれば400個のビーズを使うので、最初は、いろいろな色がセットになっている5000個以上のセット品を購入し、いくつかの作品を作りながら様子を見て、足らない色を追加購入するのがいいでしょう。

私は、Amazonで、(株)カワダ製のビーズ11000個入りとプレート(作品を作るための台)を購入して、90種以上ある単色を選んで追加購入しています。(価格は変動しているようなので、メーカーやAmazonのページなどで確認ください)

Amazonのページ(→こちら) や楽天市場のページ(→こちら) では、いろんなメーカーの商品が販売されています。

上で書いたように、メーカーが異なったものを混ぜると、アイロンをかけるときに溶け方が変わったり、並べたときに段ができる懸念もあり、また、後から単色ビーズを追加購入することを考えてメーカーを決めて購入しましょう。

初回購入では、できるだけ色数の多い(36色以上がオススメ)10000粒以上のセット品を購入するといいでしょう。

WEBの記事などを利用して作るのであれば、原色系が多いのでセット品でほとんど対応できます。 しかし、自分で図柄を考えて作り出すと、原色以外にいろいろな色が欲しくなると思いますから、それも考えて購入しやすいメーカーを選びましょう。

また、プレート(製作用の台)にも、連結して大きなものが作れるものもありますが、最初は、組み合わせて使うタイプよりも、巨大なものは作れませんが、20㎝程度の単版(1枚もの)のほうが扱いやすいでしょう。(ちなみに、上の「花札の箱」の最大寸法は18㎝です)

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作品作り自体は簡単ですが奥は深いですよ

最初は簡単な図柄で練習してからオリジナル図柄に挑戦しよう

最初はドット絵のキャラクタなどがいい

WEBにいろいろな図柄が紹介されています。最初から大きなものを作らずに、星や花、自分の名前タグ、クリスマスなどの部屋飾り、マリオやポケモンなどから始めるといいでしょう。

少し慣れてきて、オリジナルな構図を考えるようになると結構ハマります。

自分の撮った写真を「ドット絵」にする無料アプリなどもあるので、それらを使ってオリジナルな図柄に挑戦するのも一つの楽しみ方ですね。

収納ボックスを作りました花札を作った抽象的になるのは避けられない

このような花札の作品もWEB記事でたくさん見かけます。 1点札でも、各2枚の絵柄が微妙に違うのに気づいたのですが、このように、作ってみれば、いろいろ面白いことに出会うかもしれません。

作り方(簡単な紹介です)

1.デザインを決める(最初はWEBの絵柄を参考にするといい)
2.専用プレートにビーズを配置していく
3.絵柄が完成したらアイロンペーパを敷き、アイロン(中温160~180℃程度)をかける
4.10秒程度ごとに表面の付き具合を確かめ、OKならアイロンを離して、そのまま冷却する
5.製品の曲がりがないように、裏面にアイロンを当てたり、冷却時に重しを載せて冷やすこともOK

あまり長時間アイロンを当てていると変形するので、確認しながら加熱します。
また、樹脂が解けるにおいがします。 無害ですが、換気をして作業しましょう。

精細さを求めるのはしょせん無理

2.6㎜のビーズであればかなり細かい部分を表現できますが、細かいところを表現することよりも、ドット絵の粗っぽさや実物とは違うことのおもしろ味を楽しみましょう。

正確さよりも荒っぽさ

これは、e-tool.comさんのアプリを利用してMSゴシックの「あ」と「星」のドット文字を作り、それを縮小したものですが、10x10のように、あまりドット数が少ないと字の形が変わりますが面白さはあります。 逆に、精彩になりすぎると味けがなくなくなる感じがしませんか?

ちなみに、30x30の文字は、精細度でいうと16dpi(1インチに16ドット)で、それを1/8に縮めても128dpiです。 写真印刷は300dpi程度といいますから、5㎜のドットで精細さを望むのは無理ですから、写真などとは違う粗いドットの絵柄のおもしろさを楽しむのがいいでしょう。

誰に見せるものでもない、自分で作って自分で満足する趣味

WEBなどでいろんな図柄が公開されていますので、それらを作って楽しむのも楽しいものですが、作った作品は、人に見せてもなんというものではないですから、作る楽しみだけと考えて、オリジナルな絵柄に挑戦してみましょう。

オリジナルなものを作ろうとして、専用プレートにビーズを並べはじめてみると、結構絵柄を作るのは難しいということがわかります。それが趣味の奥深さでしょうし、ボケ防止になるとなれば、安くて実益のある趣味といえます。

うさまるがお出迎え!

 

この記事を書いた人
きょくまめ

電気・電子や科学が好きなシニアです。
壊れた電気製品を直して嫌がられるなど、役に立つのか立たないのかわからないことをする趣味があるので、少しでも役に立ちそうなアイデアを紹介する記事を書いていこうと思っています。

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