2019年の話・コーヒーマイスターの資格を取得しました

私は現在コーヒーとは全く関係ない職業に就いており、コーヒーは趣味です。そんな私が2019年にコーヒーマイスターの資格取得を目指したときの話を書いてみます。

コーヒーマイスターとは

コーヒーマイスターはコーヒーの飲用者にそのおいしさや楽しさを伝えるプロフェッショナルのことで、1999年にSCAJの前身である「日本スペシャリティーコーヒー協会」によって確立された制度です。

国が違えば文化が違うように、コーヒーの飲まれ方や好みや市場動向も世界各国でさまざまに異なります。日本でも独自の個性をもったコーヒー文化が培われてきましたが、近年の外資系カフェなどに代表されるようにコーヒーの楽しみ方はたくさんのバリエーションを持ち始めています。

これからの日本市場では、コーヒーの品質をより高く維持しながらも、一人でも多くの方にその楽しさとおいしさを伝えられるようなプロのコーヒーマンが求められています。そのようなコーヒーマンの中で、消費者(コーヒーを飲む人)の一番近くに存在するのが「コーヒーマイスター」です。
※COFFEE MEISTER TRANING COURSE TEXT BOOKより抜粋

コーヒーマイスターの試験について

2019年12月時点での資格保有者は5485名いるようです。試験は筆記試験で60点以上で合格になります。合格率は8割程度ということですが、受験する方はほとんどがコーヒー関係の仕事をしている方でしょうし当てにはしないほうが無難でしょう。

受験資格はSCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)の会員であることですが、SCAJは基本的にコーヒー関連の企業や店舗が会員になっている団体ですので、会員企業や店舗に勤めいている方は自動的に会員資格を有しています。しかし私のようなコーヒーと全く関係のない人は以下の区分のどれかになる必要が出てきます。

  • 個人A会員 ¥30000 以下B、Cを除く個人会員
  • 個人B会員 ¥20000 起業予定者、一年限定、延長不可
  • 個人C会員 ¥10000 コーヒー関連業に携わっていない個人の方

私は個人B会員になりました。いつかはコーヒーの仕事をしたいと思っているので多分問題はないと思います。

申込みはSCAJのホームページから行います。申込みは先着順ですが、会員企業と個人A/B会員が優先され、個人C会員はキャンセル待ちとなります。試験は年2回ありますが、どうしても早く資格を取得したいという人は個人A会員もしくは個人B会員になりましょう。

受講費用は39,000円(テキスト、カッピングスプーン、実技講習料、認定試験受験料含む)と非常に高く会員費を合わせると最低でも50,000円弱かかってしまいます。

申込みが完了するとテキストとカッピングスプーンが送られてきます。コーヒーマイスター養成講座はテキストでの自宅学習と実技講習会(座学・カッピング)の受講が一回となり学習期間は3ヶ月です。私の場合は、12月の試験でしたので9月にテキストが送られてきて、10月に実技講習会でした。

テキストは7章からなっており、コーヒーの豆の話だけでなく歴史や生産工程・焙煎、産業・経済、食器や健康などかなり範囲が広く、コーヒーに携わっていない私にとってはなかなか難しい内容。頑張って勉強しましょう。

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私の場合は、テキストを読むことをひたすら繰り返しました。書いて勉強する方もいらっしゃると思いますが、1回書く時間があれば3回ほど読めると私は思っており、自分にはあっている勉強法だと思っています。一章終われば巻末問題を解き、間違えた・わからなかった問題をテキストで復習といった具合に進めていました。といっても本気で勉強をやり始めたのは試験の3週間前からです。

個人的に苦手だったのは歴史に関する問題。年号が覚えれないんですよね。ですが歴史は変わりませんので逆にいえば点数を取りやすい分野でもあるのでしっかりと覚えましょう。

コーヒーマイスター

実技講習と試験について

話は変わり実技講習会ですが、私は関西在住なので神戸のUCCコーヒーアカデミーに行ってきました。

内容は前半がテキストの内容を少し(生産処理方式やサステイナブルコーヒーの話、カッピング方法etc.)と後半はカッピングの実技といった充実の内容。ちなみにカッピングしたコーヒに関して他の受講生の前で発表がありましたが、恥ずかしがらずそのコーヒについて思ったこと・感じたことを伝えましょう。実技講習会は結構楽しかったです。講習会終了後にコーヒーアカデミー横に併設しているコーヒー博物館もあるので是非とも行ってください。

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さて自宅学習・実技講習会が終了し残りは試験だけとなりました。関西の試験会場は大阪商工会議所。会場には100名以上の試験者といったところでしょうか。皆さんすごく勉強してきたように見えます。問題はマルバツ問題が20問、記述問題が80問といったところ。最近は仕事関係の試験を受けることもあったのですが、全てマークシート式だったので久しぶりの筆記テストでした。

時間は1時間しか無いのでわからなければ次々問題を進めないと、かなり時間的には厳しいと思います。

内容はテキストの巻末問題に類似した問題は数問ありましたが、完全に一致した問題は無い印象でした。ですので巻末問題だけやっていれば合格というのは厳しいかもしれません。もちろん実技講習会でのカッピング方法についても出題されていましたので、講習会の内容もしっかりと復習しておきましょう。

ちなみに私が全くわからなかった問題は10問程度でした。試験開始後30分で途中退室できますので終わった人は退出できます。私も開始後40分で途中退室しました。

さて試験が終わりあとは結果を待つばかりです。結果は1月末とのことなので気長に待ちましょう。

ついに待った合格発表。結果のほどは…。無事合格です!

コーヒーマイスター合格

SCAJから送られてきたものは、認定証とマイスターブローチ、試験結果、マイスター専用エプロンの案内となっていました。試験の点数は85点!。全体の平均点を大きく上回る点数で勉強した甲斐がありました。

今日から私もマイスターを名乗れますが、まだまだ勉強することはたくさんありますし、これからも頑張っていきたいと思っています。

今回私のようにコーヒーと関係ない仕事をしている方も、コーヒーが好きで勉強したい、もっと知りたいという方がいればいれば是非とも受けてみては如何でしょうか?。

 

この記事を書いた人
ぴよ氏

プラモデル製作が趣味です。製作もブログの更新も亀の歩みより遅いです。

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