お鍋はいくつも持っていますが、なんだか収納がしにくい、というか取っ手が邪魔で重ねにくいので、取っ手の取れる〇⚬〇⚬ー〇を買おうかと見ていたのですが、使っていくうちにいつかコーティングが取れてくるだろうなと思って迷っていたところ、こちらのステンレスのお鍋が目に留まりました。
燕三条のステンレス鍋・燕三(えんぞう)
購入したのは燕三IH対応ハンドル着脱式鍋4点セットです。
お鍋が4つとハンドル1個、蓋が1つ入っています。
商品データ
お鍋4点と蓋についてです。まずはサイズと容量から。
直径 | 14cm | 16cm | 18cm | 20cm |
---|---|---|---|---|
満水容量 | 1.1L | 1.6L | 2.1L | 2.8L |
材料の種類はお鍋、蓋ともにステンレス鋼(クロム16%)で底の厚さは4サイズとも1.5mmです。
4つのお鍋を並べてみました。一番大きなものが直径20cmなので、今まで使っていた一番大きいお鍋よりは小さい気がしますが、2人や3人家族ならどれも日常的に使いやすいサイズです。
蓋は全てのサイズに兼用なので1つだけです。それぞれのお鍋の大きさに合った筋が付いてあるのできちんと閉まります。蓋が1つだけなのは足らないかなと思いましたが、足らなければ持ち合わせている蓋を使えば大丈夫だと思います。
ハンドルは写真のように取り付けます。(14cmのお鍋に取り付けました。)少しガタツキというかゆるみがあるような気もしますが、持ち運んでも外れるようなことは今のところありません。
ハンドルの注意点
- ハンドルを取り付けたままの移動は最短にすること。
- ハンドルを取り付けたまま調理をしないこと。
- 分解しないこと。
- 汚れたら丸洗いはしないで、水を含ませた布巾等で拭き取ること。
PR
気に入った点
以前から持っているステンレス鍋より薄いようなのでどうかなとも思いましたが、使い始めると特に気になることもありません。
一番気に入ったのは、取っ手を付ける部分も段差があるわけでなく、当然ですがリベットもなく表面がつるっとしているので洗いやすいのが助かります。
以前お鍋を挟むタイプのハンドル着脱式ステンレス鍋を使ったことがありますが、燕三のお鍋のハンドルはお鍋を挟むのではなく、外側のハンドルの取り付け穴を利用して挟むようになっているので、お鍋の内側にハンドルの一部が触ることもないため衛生的な気がします。
それときちんと重ねることができるので、小さく収納できるのもいいですね。これはセット鍋ならではの利点です。
ものづくりの町、燕三条
燕三条は燕三条市という市があるのではなく、燕市と三条市を合わせて燕三条と呼びます。
市の名前を合わすくらいだからきっと仲の良い町同士なんだろうと思って調べてみたところ、過去300年に渡る因縁があったと書かれていました。
江戸時代、燕市は職人の町でした。今でも燕市の爪切りは一生ものだと言われるほど素晴らしいものです。この燕市のお隣である三条市は商人の町でした。燕市で職人が作った商品を三条市の商人に売ってもらわないといけないのですが、買い叩いてくることが多くあったらしく仲が悪かったようなのです。
時は進んで昭和になり新潟県に新幹線を通すことになりました。江戸時代から仲の良くなかった二つの市のどこに駅を作るかという話はなかなか決まらず、ようやく決まったのが二つの市の境だったのですが、それでもまだ決まらないため、田中角栄氏が間を取り持って駅名は燕三条として、駅の所在地は三条市にして、高速道路のICは三条燕とすることでいざこざを落ち着かせたのだそうです。
この記事を書くにあたって、燕市と三条市の位置をGoogleマップで見ていて、駅名と高速のICの名前が、逆さまなのが不思議な気がしていたのですが、こういう話があったのですね。
このお鍋を販売している会社
このお鍋は新潟県燕市にある「和平フレイズ株式会社」というところが問合せ先になっています。和平フレイズ株式会社は1951年創業、利用者のニーズをスピーディーに反映させた商品を企画・販売している会社です。
お鍋やフライパンだけでなく、水筒やランチポット、ケトル、包丁、ヘラ、ボウル、水切りかごなど、キッチンで使う殆どの商品を扱っています。私自身、商品一覧を見ていると、これ知ってる!とか、これ持ってる!ということもあるくらいなので、もしかするとこの記事を読まれている人のお家も和平フレイズ株式会社の商品をお持ちになられているかもしれません。
ということで、今回は燕三条のIH対応ハンドル着脱式ステンレス鍋4点セットについてでした。私が買ったセット以外にも2点セットや蒸し台がついたセットもありますので、自分の生活に合ったセットをお選びください。
コメント