10日に一度のヘナとインディゴ、今はカラーレストリートメント

年齢と共に増えてくる白髪、本当に嫌になってしまいます。

白髪が気になり始めてから長い間、ヘアサロンや自分で染めてきました。でも数年前からヘアカラーのあと、痒くなっていたのです。もしかしたらこれはアレルギー?

髪のコンプレックス

私の髪はくせ毛です。昔からくせ毛が嫌で嫌で嫌で仕方ありませんでした。ヘアサロンのヘアスタイルのところに写真付きで載っている「くせ毛風パーマ」みたいな綺麗なウェーブとは無縁です。くせ毛の場合はウェーブが均一ではなく、場所によって出かたが異なります。艶も出にくくパサパサした感じだし、季節ではモワモワと広がる梅雨が憂鬱でした。

もちろん縮毛矯正をしたことは何度もあります。でもその時は綺麗でも生えてくる髪は当然ですがうねっています。それに時間もお金もかかります。髪のためにもお財布の為にもそんなに度々縮毛矯正はできないし、なにより年々白髪が気になるし、カラーをして縮毛矯正をしてってどれだけ髪を傷めているのかと思うと、カラー優先にして縮毛矯正はやめることにしました。

白髪が目立ち始めてからは定期的にヘアサロンでカラーをしていました。でも2週間もすればまた根元が白くなってきて、次にヘアサロンに行くまでの繋ぎとして根元だけ自分で染めたりしているうちにジアミンに反応するようになってしまったようでした。

そんな私が2018年にヘナに出会いました。実際はヘナとインディゴの混ざった「ハーバルカラー」というものです。使い続けて今年で3年、そうしたら白髪だけでなく、くせ毛にも変化が出ました。

ヘナとインディゴ

ヘナはミソハギ科の植物で、和名を指甲花(しこうか)といいます。古代からハーブとして使用されてきました。インディゴは藍色の色素を持つマメ科コマツナギ属の植物で、ナンバイアイやインドアイとも呼ばれています。

このヘナとインディゴを使って髪を染めることができます。

2021年の大河ドラマ「青天を衝け」の渋沢栄一さんのご実家は、血洗島で藍玉を作っておられましたが、この藍はインディゴの藍とは違うようで、タデアイ(蓼藍)といってタデ科イヌタデ属の植物みたいです。
藍染は紀元前からあったとされており、日本ではタデアイで藍色を作っていたようですが、世界には藍色を作る植物はいろいろとあるようですね。

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ヘナとインディゴ染めを始めたきっかけ

先にも少し書きましたが、ヘアカラーをすると痒みが出るようになりました。それも染めている最中ではなく、サロンから帰って数時間経ってから、頭皮と首のあたりが痒くなっていたのです。

これは噂に聞くジアミンアレルギーではと思い始めました。もしそうなら、この先ヘアカラーを続けていくことで、アナフィラキシーショックでも起こしたら大変だと思いました。

ジアミンとジアミンアレルギー

ジアミンはヘアカラーに含まれている染料成分のひとつで、この成分のおかげでカラーバリエーションも豊富になり、色もちも良くなるようです。

しかしアレルギー反応を起こすことも多く、反応が起こると痒み、痛み、発疹、腫れなどといった症状が出ます。カラーを始めて期間の短い人より40代以降の発症が多く、ヘアカラーの繰り返しにより反応が出やすいというような報告もあります。40代以降ということは十分私は当てはまります。

カラーリングをしている最中ではなく、カラーリング後に症状が出ているケースが多いらしく、これも私に当てはまります。

本当にジアミンアレルギーなのかという検査をしたわけではないですが、そもそも痒みが数時間後に出ること自体が嫌だったこともあり、大きな反応が出てしまう前にジアミンから卒業をしようと思いました。

ここで初めてヘアカラーにはジアミンを含んだものと、ジアミンを含まないノンジアミンのものがあることを知り、ノンジアミンでのカラーも考えたのですが、お世話になっているヘアサロンがヘナも扱っていることもあって、じゃあヘナにしようと思ったのが2018年の秋です。

当時は2ヵ月に一度くらいの割合でヘアサロンでヘナを使って染めてもらい、同じヘナを分けてもらって途中で1度くらい家で根元だけ染めていました。

そのヘナからマハラニヘナに変えて今で1年くらいになります。

マハラニヘナ・ハーバルカラー5

マハラニヘナ

ここでヘナ一般についてなのですが、ヘナには天然のいわゆるヘナという草だけのものと、ジアミンを含んだヘナがあります。ジアミンを含んだヘナは、短時間で綺麗に染まるという利点がありますが、やはりジアミンを含んでいるから一般のヘアカラーと同じと思ったほうがいい商品です。

ヘアサロンで染めてもらっていたヘナも、今使っているマハラニヘナもジアミンを含まないヘナなので、ジアミンで痒みの出る私も安心して使うことができます。

染め方

一般的にヘナだけで染めると髪はオレンジ色になります。時間と共に色は落ち着いてきますので白髪が少ない人はヘナだけでも白髪は隠れます。

でも白髪が多くなってきたり、固まって生えているところがあると地毛との差が出てしまい、はやりヘナのオレンジ色が目立つようになります。このオレンジが嫌だと思ったらヘナのあとにインディゴで染めるとブラウンになります。この方法がヘナとインディゴを使った基本的な染め方です。

でも2度染めって面倒なんですよね。という人には、初めからヘナとインディゴの混ざったハーバルカラーというのがあります。

ヘナだけ:置き時間は1~2時間
インディゴ:40分が染毛のピーク
ハーバルカラー:置き時間は約1時間以内

2度染めをするならまずヘナで1時間染めて、ヘナを流してインディゴで30分染めるとすれば、トータルで2時間くらいかかります。たった2時間ではありますが、私はその2時間が面倒なんですよね、というタイプなものですから、ずっとハーバルカラーで染めています。

このハーバルカラーを使い始めた時、私はハーバルカラーお勧めの置き時間1時間で1ヶ月に一度、染めるようにしていました。でもマハラニヘナのホームページに週1回、15分間の時短で染めるという方法もあると書いてあったので、最近はその方法に変えました。といっても私は1週間ではなく10日に1回です。

ヘナのあとインディゴを使った2度染めにした方が染まりはいいと思いますが、ハーバルカラーにするととにかく簡単だし短時間で済むし、白髪もそれなりに染まっているので、概ね満足しています。

マハラニヘナの特徴

  • 以前使っていたヘナより香りが良い
  • よく粘り、伸びも良い
  • 染まりも良い

上の3つは前に使っていたヘナとの比較です。

香りはどこのヘナも同じように思っていましたが、商品によって違うことがわかりました。マハラニヘナの香りは良いと思います。これがマハラニヘナにした一番の理由かもしれません。

それと粘りもありますので、顔に垂れてくるようなこともなく、しっかりと髪に付いています。

商品について

ヘナは100gと500gで販売されていますが、インディゴやハーバルカラーは100gです。色はヘナとインディゴ、ハーバルカラー合わせて7色あります。

マハラニヘナの色

引用:マハラニヘナ

  • ヘナ
  • インディゴ
  • ハーバルカラー1(ライトブラウン)
  • ハーバルカラー3(ブラウン)
  • ハーバルカラー5(ダークブラウン)
  • ハーバルカラー7(ソフトブラック)
  • ハーバルカラー9(ブルーブラック)

この中でヘナだけは「石臼挽きヘナ」「ファイン粉末ヘナ」「機械挽きヘナ」と、イランイラン花油が配合された「花ブレンドヘナ」があります。ヘナの香りが嫌いな人には花ブレンドヘナが良いようです。

どれも真空パックになっているのでカチカチに固まっていますが、封を切るとほぐれてくれます。でもどうしても塊はありますので、使う分だけふるいにかけるか、なにかでしっかりと粉になるまで崩してください。

封を開けると固まっている

最初私はふるいにかけていましたが、どんどん適当になり、今ではフォークでさらさらになるまで崩しています。水に関しても最初は10cc単位で気にしていましたが、最近はこんなものかな?というくらい適当になりました。この適当さがあるから長続きできているのかもしれません。

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ハーバルカラーを使った私の染め方

私の場合は先にも書いたように10日に1度、15~20分染めなので、お風呂に入る前に根元中心に塗り、その後お風呂で洗い流すだけです。根元中心にといっても自分で染めると根元だけ上手く塗れませんが、気持ちは根元だけのつもりで、もし根元以外に付いても気にしません。塗るのにかかる時間は5分くらいです。

使う量は100gを3回に分けて使っていますので、1回は約33gです。少ないように思いますが、これで十分根元に塗布できます。

当日はシャンプーはせずにお湯で流すだけにして、お風呂から出たあと1~2時間は濡れたままにしてインディゴの発色を促します。というのもインディゴはすぐに乾かしてしまうと発色が悪くなってしまうのです。ですからインディゴやインディゴを含むハーバルカラーはお風呂から出てすぐにドライヤーで乾かさず自然乾燥させるようにしましょう。

当日のシャンプーはしませんが、毛先だけトリートメントはしています。

1~2時間のうちに髪が自然に乾くようなら、少し髪を濡らすほうが発色がよくなると思います。しかし寝る前は乾かしてからお布団に入ってくださいね。そうじゃないと髪が傷みます。

翌日、もしお仕事がお休みだったり、どこも出かけないようでしたら、もう一度髪を濡らして自然に乾くのを待つほうが発色の為には良いみたいです。翌日ももし可能ならシャンプーはしない方が良いみたいですが、私はあまりごしごしとは洗いませんが、軽くシャンプーしています。

髪の染まり方

恥ずかしいですが自分の髪の写真です。染めて5日目なので、ちょうど染める日と染める日の中間の日の写真になります。

ハーバルカラー5番で染めました

写真は屋外で撮っています。完璧に白髪が隠れているかどうかは不明ですが、パッと見てもわからないくらいにはなっていると思います。

それとハーバルカラーの5番なので真っ黒にもなっていません。光に当たると少し茶色っぽいかな?という感じです。

ハーバルカラーをずっと使っていて黒くなり過ぎたかなと思うときはヘナだけで染めることもあります。そうすることで黒くなりすぎるのを防ぐことができるみたいです。ヘナは石臼挽きヘナを使っています。

こうやってヘナとインディゴで染め始めて3年が過ぎて驚くことにくせ毛がマシになったように思うのです。最初にも書きましたが、それまでの私は失礼を承知で書きますが、ロッチの中岡さんのような髪でしたが、今はその頃に比べるとかなり扱いやすくなっているような気がします。(中岡さん、ごめんなさい。)

これがヘナとインディゴのおかげかどうかはわかりません。でも明らかに艶は違ってきています。おそらくパーマも縮毛矯正もヘアカラーもしなくなったことで、髪の傷みからくるパサつきやうねりが改善されてきたということではないかなと思うのですが、学生の頃より扱いやすい髪になっているので嬉しい限りです。

ご注意
ヘナやインディゴでもアレルギー反応の出る人がいます。ヘナもインディゴも植物なので、植物アレルギーというものです。もし劇症のアレルギー反応が出たら大変ですので、使う前にパッチテストをしてからお使いください。

あと何年、白髪と格闘するのかわかりません。いつかは染めるのをやめてグレイヘアにするとは思いますが、それまではヘナとインディゴで染めていきたいと思っています。

グレイヘアに移行しはじめた

2023年末でヘナ染めをやめてグレイヘアに移行はじめました。しかしヘナによるトリートメント効果が良かったため、やめたらどうなるのかということが気になっていたところ、見つけたのが色がつかないヘナとも呼ばれ、ヘナとは異なり着色作用がなく、トリートメント、洗浄作用がある「カラーレストリートメント」というもの。

カラーレストリートメント/ニュートラルヘナ
マハラニ カラーレストリートメントは、全成分がカッシアイタリカと呼ばれるハーブ。カッシアは通称ニュートラルヘナと呼ばれ、ヘナのような着色作用はないが、トリートメント洗浄作用があります

カラーレスというだけあって、全く色は付きません。素手で塗っても問題なしです。このカラーレストリートメントにシカカイを少しだけ混ぜて、2週間に一度くらいの割合でお手入れをしています。特にシシカイがさらさらになって気持ちが良いです。

ただヘナインディゴ染めをやめたことで、パキッと白と黒に分かれるのが怖くてカラートリートメントを使ってみたのですが、2度使ったあとグレイヘアになるためになぜわざわざ綺麗に白髪を隠さないといけないのかと疑問を持ってしまい、やめました。

グレイヘアになったら今まで着なかったような鮮やかな洋服を着て歩きたいと思っています。そしてインナーカラーとしてブルーを入れてみたいです。

この記事を書いた人
ひとつき

いろいろな便利グッズが好きです。使ったものを紹介するのも好きです。
ただ家事は苦手で、なるべく時短でできるように考えながらやっています。
趣味:花を育てること。

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