MDF材を使ってエアブラシ用の塗装ブースを自作

今回はMDF材を使って塗装ブースを自作したので紹介します。ホビー用の塗装ブースは、多くの方が自作されています。

以前は衣装ケースに換気扇をはめ込んだ簡易的な塗装ブースを使用していて、吸引力には不満はなかったのですが、吹返しが多くて満足のいく塗装ブースではありませんでした。

そして、衣装ケース全体が塗料で汚れてきたことを機に、今回新たな塗装ブースを作りました。

MDF材は塗料を吸収する問題などの欠点はありますが、ホームセンターで購入できる素材で、店内で切断してもらえることと、価格も安価な割に平坦なので比較的加工し易いことなどから採用しました。

加工しやすいMDF材で新しい塗装ブースに更新

今回は吹き返しの少ない塗装ブースを作ることが目標ですので『ネロブース』型のものを自作していくことにします。

既製品があるならそれを購入すればいいのではと思うかもしれませんが、ネロブースは約54,000円、ネロブースと同形状である36ブースは約29,000円もしているので、とてもじゃないですが手が出ません。

 →アマゾンサイトで販売されている「塗装ブース

そこで、換気扇など再利用できるものは以前のものをそのまま使用し自作することにしました。

換気扇には自作塗装ブースで有名なパナソニックの 換気扇FY-24BM6K を使用しています。

塗装ブース完成

ホームセンターでMDF材をカットしてもらえるのが便利で確実

材料には36ブースと同様にMDF材を使って作ります。ホームセンターで1820×910×9mmのMDF材を購入し、天板・底板(510×455mm)、側板(450×455mm)、奥板(490×455mm)、仕切り板(490×410mm)というサイズに(有料ですが)カットしてもらいました。

天板・底板の高さを450mmにしたかったのですが、910mmの高さのMDF材使用しているので、カット個所が少なくなるように、このようなサイズになりました。多少はみ出しますが使用には問題ありません。

カット個所が少なければ、切断時の鋸による損耗量による寸法狂いも気になりません。

きっちりとした寸法図をホームセンターの係員さんに提示すれば、正確に切断してもらえますが、直線以外の切断はできないところが多でしょうし、ノコの損耗幅などが気になるようなら、事前に問い合わせすると良いでしょう。

 

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組み立て開始

カットしてもらった板だけでは塗装ブースを組み立てることはできません。

天板に換気扇を取り付けるための穴がないためで、ホームセンターでは穴あけをしてもらえなかったので頑張って穴を開けていきます。

天板のくり抜く位置に鉛筆で線を引き、カッターナイフを使ってガイドを彫りました。

カッターで筋を入れる

カッターナイフのガイドに沿ってノコギリを使ってカットしていきます。

ファンの部分を切り抜く

カットできたら換気扇を乗せて固定するためのネジ穴をマーキングします。

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ファンの位置を決める

ネジ穴を開けていきますが、MDF材は急に大きな穴をあけると割れてしまう恐れがあるので、細い穴から徐々に大きな穴へと広げていく必要があります。

穴を開ける

無事に穴が空いたら換気扇を固定します。

本来の換気扇の設置方法は下から差し込んで固定しますが、設置の楽さとメンテナンス性を考慮し、上から換気扇を乗せて固定する方法を取りました。上下からワッシャーで挟み込み、MDF材の割れを防止しています。

ファンを留める

固定するついでに金網も取り付けます。金網は100円ショップのものを使っています。

フィルターを留めるアミを付ける

仕切り板は斜めに取り付けるのでストッパーが必要になります。ブース本体、ストッパーともに日本伝統建築工法の木工用ボンドを使って固定をしています。

塗装ブース内側

最後にアルミダクトをアルミテープで取り付けて完成になります。

アルミダクト Φ100×7.62m

価格:1980円
(2024/1/23 20:31時点)
感想(0件)

換気扇の配線やスイッチなどは衣装ケースブースのときから使用していたものです。

塗装ブース完成

ホームセンターでMDF材をカットしてもらったこともあって1日で完成しました。以前より快適な塗装ブースになりそうです。

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この記事を書いた人
ぴよ氏

プラモデル製作が趣味です。製作もブログの更新も亀の歩みより遅いです。

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